愛しのドールをプロデュース -Nostalgic Story PartⅡ- 第三話「マリル」

大変長らくお待たせしました…。
愛しのドールをプロデュース -Nostalgic Story PartⅡ- 第三話です。
前回はどこまで進めましたっけ…あぁ、ファッションショーのイベントでゆる襟ニット着こなし隊がノスタルジアに敗北した所でした。
ノスタルジアは勝利後、こんな奇妙な事を言ってましたね。

マイ「次のステージバトルで最後だ、愛しのドール!」

マユ「最後の対決…きっとわたくし達のドールアイドル独占が決まるステージ!あの娘も引き連れ、全力でいかせて頂きますわ!」

そう、「あの娘」と…。






2012年4月某日

「ノスタルジア」は結成当時、三人組のユニットだった。
身体能力抜群でチャレンジ精神が旺盛なマイ

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お嬢様のように麗しく凛とした佇まいのマユ

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そしてノスタルジアを脱退した元リーダー・・・マリル

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マリルはリセが移籍した後、新たな歌姫としてノスタルジアの事務所にスカウトされた。

マイ「見なよマユ、あの子がリセの代わりに入った新人らしいぞ!しかもウチらと一緒にユニットを組む予定だってさ!!」

マユ「なんてお綺麗な歌声…彼女の歌声以外、全く耳に入らないほど魅力的ですわ…!」

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彼女はリセが抜けた穴を埋めるには十分すぎるほどの逸材だった。
ビジュアルレベル、ダンスレベルはさることながら、最も注目すべきは彼女のボーカルレベルであった。
歌を歌う姿はディーバと呼ぶに相応しく(見た目的にも)、透き通るような歌声は聴いた者の心を鷲掴みにした。

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マイ「ブラボー!おお…ブラボー!!」

マユ「見事な歌声でしたわ…こちらはマイ、わたくしはマユと申しますわ。」

マリル「…ありがとう。私の名前はマリル。」

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マイ「たぶんキミとユニット組むことになるから、よろしくなーっマリル!」

マリル「…よろしく。」

マイ「いやー前にこの事務所にいたリセが移籍しちゃってから寂しくてさー!新しい仲間が出来て嬉しいよ!」

マユ「リセの移籍は突然でしたものね…突然男の人がリセを連れ出したと思ったらあっという間に…。」

マリル「仲間…。」

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彼女は口数が少なく、素直な気持ちを表に出さないので伝わり辛い事も多い。
しかし内に秘めた思いやりによってメンバーから信頼され、自然とリーダーに決まっていた。
ノスタルジアのメンバーがステージで着る衣装で揉めた時は、彼女の密かな心遣いで解決した。

マイ「何で全員お揃いの衣装じゃないんだよーっ!一人だけ色違いなんてヤダからなーっ!」

マユ「まさか一着だけ色違いの赤い衣装が出来上がるなんて・・・発注ミスか何かかしら?」

マリル「公平にジャンケン。文句なしの一発勝負。負けた人が色違いの衣装を着る。」

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マイ「絶対に勝ってやるぞ!!」

マユ「いきますわよ?ジャンケン・・・ポイ!」

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マイ「あ゛ーっ負けた!マジかよウチが色違いの赤いやつを着るのか!!」

マユ「残念でしたわね。まぁ目立っていいと思いますわよ?わたくしは色違いなんて絶対に嫌ですけど。」

マイ「余計な一言を付け加えるんじゃねぇーっ!」

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マリル「・・・マイ、色違いの衣装がそんなに嫌なら私が着る。」

マイ「いやー・・・ジャンケンに負けたのはウチだし良いよ別に・・・我慢する。」

マリル「・・・よくよく考えたら色違いの特別仕様の衣装を着るのはリーダーの特権。
    というか私、実は密かに気に入っていたからこれ着たい。」

マイ「あっそーなの?何だもっと早く言ってくれよなーっ!」

マユ「・・・全くしょうがないですわね・・・二人とも。」

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マリルは内気なせいか、自分が気遣っている事を相手に知られる事を嫌う。
幸いなことにマイは単純なためか、マリルの気遣いに全く気付かない。
マユはそんな二人の性格を完璧に理解し、空気を読む。
そのためユニット内の関係は良好で上手くいっていた。

だが、三人の活動は長く続かなかった…デビューイベントで起きた事件によってマリルは脱退してしまう事となる。
それもまた彼女の自己犠牲によるものだった・・・。

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Bパートに続くのはもはや常識!
ちなみに次のパートは若干ホラー入ってます。




デビューイベント当日

マユ「今日はわたくし達「3人」のデビューイベント…この日のために積み重ねてきた練習の成果を発揮させますわよ!」

マイ「成功間違いなしだーっ!ポージングは充分、衣装も完璧…何よりウチら3人は最強に可愛いからなーっ!」

マリル「意気込みは充分。デビューイベント、絶対成功させる。」

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デビューイベントは決して派手では無かった。
彼女達が所属する事務所の前にある小さな公園で歌うだけの質素なイベントだった。
そんな中、足を止めて彼女達を見守り声援を送る人達もいた。

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マリルの歌声に聞き惚れる者

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マイのダンスに惹きつけられる者

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マユの麗しさに見惚れる者

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三者三様、ノスタルジア最初のファンである。
彼らが温かく見守っていてくれたお蔭か、デビュー曲「ノスタルジッキュート」を歌った時もミスをせずに歌い上げた。

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練習の時と比べても格段に良い最高の仕上がりとなった。
しかし、この出来の良さが仇となり誰も予想できない現象を生み出してしまう。

デビューイベントも終盤に差しかかった時、奇妙な出来事が起こった…。
彼女達へ送られる声援の数が1つ、また1つ…続々と減っていったのである。
彼女達は最初、足を止めてくれた人々が離れてしまったのかと思った。
しかし見渡す限り人の数は決して減っておらず、むしろ開始直後より増えていた。

マイ「(こうなったら意地でもファンを沸かせてやる…これでどうだ!えびぞりジャンプ!!)」

KANAKOOOOO↑↑(効果音)

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パチ…パチパチ…。
えびぞりジャンプ後、拍手は一層まばらになってしまった。
気合を入れたパフォーマンスをすればするほど、会場の熱が冷めていくのを彼女達は感じ取った。

マユ「(わたくし達の熱意が全く伝わらない…伝えようとすればするほど観ている方々の心が離れてしまう…どうして…!?)」

マリル「(この現象…もしかして…。)」

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そしてついに、声援も拍手も一切なくなった…。
見守っていた人々は全員立ちながら意識を失っていたのである。
それに気付いた彼女達は慌てふためきながら傍で見ていたスタッフの元へ知らせにいった。
これまで彼女達の努力を裏方で見守り、陰で支えていたスタッフ達。
しかし、そのスタッフ達もまた全員気絶をしていた…。




第二部最終回は来週12/22(日)22:30~の予定です。
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テーマ : ドール
ジャンル : 趣味・実用

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Secre

No title

効果音に盛大に吹きましたw

改めまして、ノスタルジアのお二人に、こんな熱いドラマが隠されていたとは・・・!
衣装決めのマリルさんの配慮や、マイさんが赤い衣装を受け継いだ気持ちなどを考えたら、見ていてウルッときました。
デビューイベントの、絶妙なコンビネーションのシーンも最高ですね!

マリルさんのポテンシャルの高さから、やむなく脱退したとはいえ、前回の伏線から考えると、何らかの理由でマリルさんが復活されると予想されます。
そうなると、歌唱力で引けを取らないリセさんとのガチバトルになるのかも・・・
と、妄想を広げながら、今回も正座待機ですw

Re: No title

>紳士マンさん

> 効果音に盛大に吹きましたw

えびぞりジャンプの効果音を考えていたらこれしかないなと(笑)
文字が無いとシュールだったので(笑)

> 改めまして、ノスタルジアのお二人に、こんな熱いドラマが隠されていたとは・・・!
> 衣装決めのマリルさんの配慮や、マイさんが赤い衣装を受け継いだ気持ちなどを考えたら、見ていてウルッときました。
> デビューイベントの、絶妙なコンビネーションのシーンも最高ですね!

次回でノスタルジアがドールアイドルというジャンルを独占するという野望を抱いた理由が判明します。
マイが赤い衣装を受け継いだエピソードも若干語られます~。
デビューイベントのシーン、実は最初のエピソードであったライブシーンの3人verの振付になっていたりします(笑)

> マリルさんのポテンシャルの高さから、やむなく脱退したとはいえ、前回の伏線から考えると、何らかの理由でマリルさんが復活されると予想されます。
> そうなると、歌唱力で引けを取らないリセさんとのガチバトルになるのかも・・・
> と、妄想を広げながら、今回も正座待機ですw

可変式コーディネートにマリルが加わってしまったら、どうなってしまうのか…インフレが止まりません(笑)
マリルと歌でガチで戦える愛ドルはリセしかいないでしょうが、
所属ユニットのゆる襟ニット着こなし隊が惨敗してしまいましたからね…。
次回の更新で、その辺の触れ込みまで描ければと思います!
プロフィール

遊びに来てくれてありがと~♪

このプロフィール画像、超可愛い!!

プロデューサー名
"dollm@ster" AkiP

プロデュース方針
・ドールの可愛さを伝える
・お気に入りのドールの魅力を引き出す
・ドールに対する内に秘めた感情を発散する
・ドールによる寸劇・ドラマを繰り広げる

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