愛しのドールをプロデュース -Nostalgic Story PartⅡ- 第四話「DS」

前回のNostalgic Storyはノスタルジアの過去話。
三人目のノスタルジアにして元リーダーのマリルのご紹介でした。
彼女の歌唱力は他のドール達と比べ物にならないほどレベルが高く、仲間思いの少女です。
そんな彼女は同じ事務所のマイ、マユの二人と「ノスタルジア」というユニットを結成しデビューイベントを行いました。
しかしデビューイベントの最中、彼女達を見ていた観客、スタッフ達が次々に気絶していくという摩訶不思議な事態が発生!
マリルは何故この様な現象が起こったのか心当たりがあるようで…。

…あらすじの時にブッこむネタが尽きたから普通になっちまった…。
ちなみに今回でNostalgic Story第二部~衣装潮流~ラストです。




マイ「何でこんな事になっちゃったんだろうな・・・。」

マユ「わたくし達のイベントを見たお客さんが全員次々と失神・・・どう考えても偶然じゃありませんわ・・・。
    でも理由が・・・理由に心当たりが全くありませんわ・・・。」

マリル「・・・DS・・・。」

マイ「えっ?」

マリル「彼らが気を失ったのはたぶんDS・・・ドールショックのせい。」

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マユ「ドールショック・・・?」

マリル「私達を見て衝撃を受ける事。ドールに対する愛しい気持ちが高まりすぎて心臓に負担を与えてしまう現象。

マイ「じゃあ何だ、ウチらのイベントを見た人たちはウチらの可愛さにショックを受けて失神したって事か!?んな馬鹿なーっ!!」

マリル「その症状にかかった人のドールブログを見たことがある。
     その人はドールを見て失神はしないものの、あまりの可愛さに普段とまるで別人のような見るも無残なテンションになったり、
    症状が酷い時は鼻血を出す事もあったらしい。


マイ「…なんか気持ち悪いなそれ。」

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マユ「知りませんでしたわ・・・まさかわたくし達が人々にそんな凄まじい影響を与えているなんて・・・。」

マイ「でもどう対策すればいいんだ!?せっかくデビューできたのに、これじゃ危なすぎて活動なんて出来ないぞ!」

マリル「…解決策はある。私がノスタルジアを脱退すれば良い。

マイ・マユ「!?」

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マイ「はぁ!?何バカなこと言ってんだーっ!?」

マユ「マリル、リーダーの貴女なくしてノスタルジアというユニットは成立しませんわ。
    そもそも貴女の脱退が問題の解決に繋がるとは到底思えませんし。」

マリル「根拠はある。今のノスタルジアは可愛すぎる。完璧すぎる。ファンの人達にショックを与えてしまうのも当然。
    だから私が抜けてノスタルジアのレベルを下げる。
     そうすれば応援してくれる人達へ与えるショックはきっと和らぐ。活動も続けられる。」

マイ「だからってマリルを脱退させるわけにはいかないだろーっ!この三人で活動出来ないんだったら解散だーっ!!」

マユ「私もマイに賛同ですわ。そのDSという訳の分からない症状も信じられませんし、きっと次のイベントは上手くいくはずですわ…
    見て下さっている方々全員が最後までずっと笑顔でいられるイベントが!」

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マリル「…いや、力を制御できない今の私達では何度イベントを行っても同じ悲劇を繰り返してしまう。
    DSの一番の原因の私は脱退しなければいけない。」

マイ「さっきから聞いてれば原因は私だの脱退するのは私だの…思いあがるなーっ!
   いいか、何もDSを与えているのはマリルだけじゃない、ウチら二人のせいでもあるんだぞーっ!!」

感情をむき出しにして激怒するマイ。
これほど怒る彼女の姿を見たことがなかった二人も、思わずたじろぐ。

マイ「一番DSを与えるメンバーが脱退するのが最善なのは分かった、確かに一番手っ取り早いからな…。
   でも、だったらまずはウチと勝負しろ、マリル!
   もしウチの方がファンに与えるDSが大きかったら、脱退するのはマリルじゃなくてウチって事になるんだからなーっ!!」

マユ「ちょっとマイ!?」

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マリル「…分かった。私、デビューイベントの時と同じくらい本気のパフォーマンスをするから、負ける覚悟をして。」

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Bパートを個人で頼んで良いかな?





マイ「(…体が動かない…何で動かないんだ…確かマリルとパフォーマンス合戦をして…
   ウチが全力パフォーマンスをしている横で、マリルがパフォーマンスをしてて…
   その姿を見てたら急に意識が遠くなって…あぁ、これがDSってやつなのか…
   てゆーかウチでも発症するんだ…たぶんマリルのパフォーマンスが凄すぎるせいなんだろうな…。)」

マリル「これがDS。これが脱退しなければならない理由。」

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マユ「…DS…確かに存在する症状のようですわね。
   私も貴女の全力パフォーマンスに危うく魂を持って行かれそうになりましたわ。」

マリル「二人は私がこの事務所で初めて会った時からアイドルになるために一生懸命。
     一緒に話すようになってから、より本気の想いが伝わってきた。
     だから夢を叶えなければいけない。私抜きでも夢を叶えなければならない。」

マユ「……。」

マリル「これはリーダーとして最後の指示…ノスタルジアは解散しない。
     今後はマイ・マユの二人組ユニットとして活動する。
     そして…ドール界で一番のアイドルになる事。

マユ「分かったわマリル。この約束は貴方の夢でもありますわ…貴女の分まで頑張って、必ず叶えてみせますわ!
    でも…わたくしからも1つお願いがありますわ。」

マリル「お願い?」

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マユわたくし達がドールアイドル界のトップを取る時は…貴女も再びノスタルジアのメンバーになって下さいませ。
   頂点に立つ時は一緒にいて下さい。同じ気持ちを同じステージで共有したいので…
   トップを勝ち取った後ではなく、トップを勝ち取る時に戻ってきて頂きたいのですわ。
   わたくし達、その頃にはきっと力を完全に制御してファンを誰一人DSになんてさせませんから。」

マリル「…分かった、約束する。」

マイ「あ゛ー…やっと動けるようになったぞ…。マリル、よくもコテンパンにしてくれたなーっ!」

マリル「ごめん。本当にごめん。でも本気を出さなきゃ私がマイにノックアウトされてた。」

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マイ「全く…ウチを脱退させない為とはいえ、ここまでやるかな…
   もしかして衣装決めの時もウチに気を使って嘘をついたのかー?」

マリル「…うん。」

マイ「今度またウチらと一緒に活動するときは、気遣いなんてするんじゃないぞー。
   あとその衣装、ウチが着て活動するから。」

マリル「…?マイはこの衣装、嫌いじゃなかった?」

マイ「せめてマリルの衣装を着て、一緒に活動している気分になりたいんだよ!
    それに二人組ユニットだったらお揃いの衣装に拘る必要ないしなー。」

マユ「ステージに上る時はいつだって3人一緒のつもりでおりますわ。」

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マリル「マイ、マユ…ありがとう。」

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こうしてマリルはノスタルジアを脱退したのであった。
マリルの脱退から約半年後、ノスタルジアは二人組として再デビューを果たした。
その半年間で彼女らは自分達の魅力を完全にコントロールし、観客が気絶するかしないかの瀬戸際まで魅了する術を身に着けた。
そして再デビューからわずか3ヶ月で数多くのファンを獲得したのである。(第一話「侵略者ノスタルジア」冒頭を参照)

マリルはソロ活動を行っていたが、見た人をDSにさせないため、控えめな活動を行っていた。
その活動はデビューイベントで多くの人々を気絶させてしまったトラウマのため、かなり消極的なものであった。
活動を続けるうち、彼女はマイ、マユの二人と一緒に活動したい気持ちが日に日に増していった。
一部のファンの間で彼女は一度きりしか姿を見せなかった幻のドールアイドル「バーチャドール」と呼ばれていた。

「初期にいた幻のメンバー」
「ノスタルジアは元々3人組のユニット」
「観客及びスタッフが失神」
「意識を取り戻した全員が翌日AZONEレーベルショップへ駆け込んだ」


デビューイベントに立ち会った人々から生まれた数々の都市伝説。
その都市伝説も、間もなく再び現実のものとなるのであった…。

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愛しのドールをプロデュース -Nostalgic Story PartⅡ-
第二部 完




























Cパート

~某TVスタジオ まっくす☆きゅーと生ライブ中継前~

マヤ「リセちゃんとプロデューサー、来るの遅いね~。」

サユ「ファッションショーイベントのお仕事、立て込んでるのかな…?」

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スタッフ「まっくす☆きゅーとさん、間もなく出番ですよー!」

小春「ちょっとヤバくないですかー!?このままじゃリセ先輩抜きでステージに立つ事に!」

アリサ「こうなったら予定を変えて、アリサのソロステージにするしかないねー♪」

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マヤ「…まぁ、その案は置いておいて…振付、四人バージョンに変更する~?」

小春「ごめんなさいマヤ先輩!この小春、四人バージョンの振付は全然分かりません!」

サユ「わ、私も自信無いなぁ…パート分けも変えなくちゃいけないんだよね…?」

アリサ「やっぱりここは一番可愛いアリサが一人でライブをするしかないと思うんだー♪」

マヤ「(う~ん、どうしよう…プロデューサーからいない時の事は任せるって言われたけど…どうしたら…。)」

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???「それじゃあ…私が代わりに出る。」

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マヤサユ小春アリサ「!?」

マリル「正確には…「私」じゃなくて「私達」だけど。」

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マヤ「あなたは誰~…?あれ…その衣装、どこかで見覚えが…!?」

小春「マヤ先輩!こっちに誰か来ます…あぁっ!あの人達は!!」

マイ「長い間待たせて悪かったな、マリル…迎えに来たぞ。」

マユ「まさか、先にこちらへ着いていたとは…さぁ、今こそわたくし達3人がトップを取る時ですわ。」

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マリル「まっくす☆きゅーと…ごめん。二人との約束を守るためにあなた達のステージをもらう。私達新生ノスタルジアが。」

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マヤサユ小春アリサ「新生…ノスタルジアー!?」

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愛しのドールをプロデュース -Nostalgic Story PartⅢ-
第三部へ続く
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Secre

No title

ええ話なんだけど…
DSの設定が面白すぎて。

>その人はドールを見て失神はしないものの、
>あまりの可愛さに普段とまるで別人のような
>見るも無残なテンションに

ああ、そういう人いるよね~www

Re: No title

>げるさん

> ええ話なんだけど…
> DSの設定が面白すぎて。

このストーリー、実は「バカっぽい話を如何にシリアスに仕上げるか」というのがコンセプトだったりします(笑)
そのコンセプトを最も表現しているのがDSです。
多くの人が突然気絶した理由が、そんなしょうもない事なのかよ!みたいな(笑)

> >その人はドールを見て失神はしないものの、
> >あまりの可愛さに普段とまるで別人のような
> >見るも無残なテンションに
>
> ああ、そういう人いるよね~www

そんな人、私は見た事も聞いた事もありませんが(笑)
でも何故だか親近感が沸きます(笑)
ちなみに
>症状が酷い時は鼻血を出す事もあったらしい。
の元ネタも誰かさんです(笑)
http://pureproduce.blog24.fc2.com/blog-entry-82.html
プロフィール

遊びに来てくれてありがと~♪

このプロフィール画像、超可愛い!!

プロデューサー名
"dollm@ster" AkiP

プロデュース方針
・ドールの可愛さを伝える
・お気に入りのドールの魅力を引き出す
・ドールに対する内に秘めた感情を発散する
・ドールによる寸劇・ドラマを繰り広げる

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