愛しのドールをプロデュース -Nostalgic Story PartⅢ-                         第三話「鉄壁のマユ! 桜雪ビジュアルアピールの勝機!」

前回のNostalgic Story
3つのスタジオでゲリラアピール合戦を展開する愛ドル達とノスタルジア。
Bスタジオではマイが放送開始早々えびぞりジャンプを決めたが、小春も負けじとえびぞりジャンプを披露する。
アクロバティックな動きでアピールを続ける小春に対し、マイは可変式コーデで本気を出す。
ボーイッシュスタイルの圧倒的なアピール力の前に霞む小春だったが、桜雪のアドバイスを思い出しパーフェキュートを再び体現した。
全ての角度を完璧にしてカメラに映った小春が見ていた人々に衝撃を与え、見事に勝利を収めたのであった。
そんなBスタジオの裏で、Cスタジオの桜雪は鉄壁のカメラアピールを誇るマユに苦戦を強いられていた…。




~Cスタジオ~

マユ「わたくし必殺のノスタルジックポーズ!」

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司会者「んまぁ!なんてエレガントな!!ノスタルジアのマユ!!!」

マユ「ふふっ…良いんですの桜雪?そんなに後ろでアピールしていて?」

サユ「(…前に出ようとしてもマユちゃんのブロックが上手くて前に出られないよ…。
    何とかしてマユちゃんのディフェンスを破らなきゃ…!)」

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司会者「相手にカメラを譲る隙を全く与えませんわ!もう一人のドールアイドル、桜雪に出番はあるのでしょうか!?」

マユ「申し訳ございませんがこのままわたくしの独壇場でステージを貰い受けますわ!
   今から「ノスタルジッキュート」…わたくしのソロバージョンを披露いたしますわ!!」

司会者「何て事でしょう!?あのノスタルジアの代表曲、「ノスタルジッキュート」をマユが一人で披露するそうでございます!!」

サユ「(ど、どうしよう…このまま何も出来ないまま放送が終わっちゃうよー…あっ、でも…突破口を見つけたかも…!)」

マユ「私達の歌声でー♪」

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マユ「思い出させてあげるよノスタルジー♪」

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司会者「素敵でございます!マユ!!…あら、でもサユへの応援メッセージが続々と届いているようです!?」

マユ「!?」

司会者「メッセージの内容は…「マユちゃんの後ろで必死にアピールしているサユちゃん可愛い!」
    「サユが絶妙のポジションにいる!」「控えめな子って可愛いよね!」
などなど!」

マユ「そんな…わたくしがカメラを独占しているのに…
   桜雪!一体どうやってわたくしのディフェンスを破ってアピールを!?」

サユ「えーっと…ノスタルジッキュートの振付は前に見て覚えてたから、振付に合わせて移動してカメラにアピールを…。」

マユ「振付に合わせて移動…?」

振付で腕を上げる

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スペースが出来る

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サユがスペースにすかさず入りアピール

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サユが「やたら顔にカメラのピントが合う能力」を使い自分にピントを合わせる

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マユ「撮影会などの噂で聞いた事がありましたわ…桜雪を撮ると、誰がどんなカメラで撮ってもピントが不思議と合うと…!
   そうやってタイミングを完璧に合わせ、わたくしの死角を突いてきたと…!?」

サユ「う、うん…ごっごめんなさい!」

マユ「……。」

サユ「(ど、どうしよう!?もしかしてすごく怒らせちゃった!?)」

マユ「フフフ…面白いですわ!桜雪!!どうやら高いのはビジュアルレベルだけではないようですわね!!!」

サユ「(ビクッ!?)あ、ありがとう…。」

マユ「さぁ、今度は貴女がカメラを独占する番ですわ。思う存分アピールを。」

サユ「えっ…えぇーっ!?」

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司会者「一体どういうつもりでございましょうか、マユ!対戦相手のサユにカメラを譲った!?」

サユ「(うーん…急に言われても何をすれば…特技も持ってないし…。)」

マユ「(恐らく桜雪は性格上、前に出てアピールする事が苦手…むしろ後ろでアピールする方が得意のようですわ。
    でしたらあえて彼女を前に出させて、自滅させますわ…少々心苦しいですが…。)」

サユ「えーっと…(オロオロオロオロ)」

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司会者「カメラの前で狼狽えるサユ!このままだとせっかくのチャンスが無駄になr…またきました、サユへのメッセージが!!」

マユ「またですの!?何も出来ずにオロオロしているだけだというのに、今度は一体どんなメッセージが!?」

司会者「 「カメラの前で緊張しているサユたん萌え♪」「頑張れさゆっきー、俺が付いてる!」
    「この様子を眺めてるだけで飯3杯はイケる!」
…なんと桜雪、逆境すらチャンスに変えてしまったー!」

サユ「何も出来ない私に、こんなにメッセージが…!あ、ありがとうございます!」

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ほあぁぁー!
さ・ゆ・き!さ・ゆ・き!!さ・ゆ・き!!!

司会者「周りのスタッフからも桜雪コールが…さ・ゆ・き!さゆk…ハッ!?」

マユ「(…どうやら下手な小細工では勝てないようですわね…。全員が桜雪を凝視している今のうちに…。)」

マユ「可変式コーディネートStyle2(スタイルツー)…オトナスタイル!

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ザワ…ザワザワッ…!

サユ「あ、あれ?いつ着替えたの…マユちゃん?」

マユ「愛ドル1の美しさを持つと言われる貴女と、真っ向からのビジュアル勝負は最も避けたかったのですが…仕方ありませんわね!」

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~Bパート~

司会者「あれが噂の可変式コーディネート!?オトナスタイルはほんのちょっぴりアダルティー!
    パニエの黒レースが大人っぽい印象を与える!!」

サユ「(今までも可愛かったけど、パニエに替えただけでまた別の可愛さが出てる…。)」

マユ「オトナスタイルならでは!魅惑のオトナポーズ!!」

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司会者「コーデチェンジをした途端に凄い量のメッセージ!
    「オトナっぽくて素敵!」「マユちゃん以上に似合う人はいないよ!」「おいカメラ!着替えてるところを映しとけバカヤロー!」

サユ「わっ私だって、負けないよ!」

マユ「ふふっ、それは無理ですわ!貴女には弱点があります…そのリボンですわ!」

サユ「リ…リボン!?」

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マユ「こんな話を知ってますか?
   人が他人の外見に魅力を感じる一つの要素として「左右対称の外見」…これが大きな要素らしいですわ。」

サユ「…?あ、あのー…その話とリボンに何の関係が…?」

マユ「貴女のそのリボン、デビュー以来時々変えてはいたようですけど、だいぶ傷んでいるようで…
   リボンの位置が非対称的になってますわ!!

サユ「!?」

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マユ「もし貴女が左右対称の美しいリボンを結んでいたら、恐らくわたくしもここまで渡り合えなかったでしょう…。
   そのリボンこそ、貴女のビジュアルアピールの足を引っ張っている要因!いっその事、外した方が良いと思いますわ!」

サユ「でっでもこのリボンは…今の事務所に来た時から付けてる大切な私のアイデンティティ…外したくないよ…。」

司会者「おっとこれはマユの挑発か!?どうするのでしょう!サユ!?」

サユ「(…もしマユちゃんの言う通り、リボンが非対称だから魅力が落ちているとしたら外すべきだけど…。
    でもリボンを外して個性が無くなって誰?って思われたらどうしよぅ…。
    それにこのリボン、かなり傷んでいるから…一度外したら、たぶん二度と着けられない…。
    今までの私には…もう二度と戻れない…。)」

マユ「(引っ掛かりましたわね桜雪…貴女の本当の弱点はリボンではありません…その決断の遅さですわ!
    約3年間着け続けたトレードマークとも言えるリボンをそう簡単に外す事など出来ないでしょう。
    貴女がそうやって思い悩んでいるうちに…トドメですわ!!)」

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マユ「わたくしの最後のアピールで…勝利を掴みますわ!」

サユ「(…うん、決めた…!)」

マユ「なっ…!?」

しゅるり

サユ「(この3年間、一緒に活動してきたこのリボン…。
   外したらマイナスのイメージチェンジになるかもしれない…ファンの人も少なくなるかもしれない…。それでも…)」

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サユ(このまま私が負けたら…活動自体、出来なくなっちゃうかもしれないから…)」

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サユ「(迷ってる場合じゃないよね!そう、みんな今頃全力で頑張ってるから…私も覚悟を決めないと!!)」

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司会者「サユがとうとうリボンを外したー!」

サユ「…何だか少し恥ずかしいですけど…どうですか?」

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マユ「こ、これは予想外に…可愛いですわ!!!

サユ「あっ、ホント…?」

マユ「…ハッ!?今わたくし…何と言いました…!?」

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~回想~

マユスタジオ撮影の潜入調査は如何でしたか?マイ。」

マイ「あぁー全然大したことないねー!気の弱そうなリボン娘しかいなかったぞー!!睨みつけたらビビってた!」

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マユ「愛ドルの前に姿を見せたんですか!?全く、勝手な事を…。」

マイ「いやーついつい…でも何でだろうな、上手く言えないけどアイツを正面から見たらちょっと怖くなっちゃってさー…。
   ビビったのはウチの方かも…。

マユ「…意味が分かりませんわ、マイ。」

マイ「…認めたくないから口にしたくないけど、あの美しさはまるで凶器…もし対峙することになったら要注意かもな、あのリボン娘。
   安定感のある可愛さのマヤとかリセよりも、可愛さの底が見えにくいアイツの方がヤバいかもって事だよ…!

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司会者「リボンを外したことでマユのオトナスタイルにも負けない…いやそれ以上の魅惑が!が…ガガッ…ガハァッ!!
    急に意識が朦朧と…気…気を失う前に、大量に届いた応援メッセージを読まなければ…」

マユ「…いいえ、もう読む必要はありませんわ…この勝負、わたくしの負けですもの…。」

サユ「えっ…えぇーっ!?」

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司会者「マユのサレンダーで決まりのようね!ネット配信Cスタジオを押さえたのは…愛しのドール!桜雪!!

イエェアァー!
さ・ゆ・き!さ・ゆ・き!!さ・ゆ・き!!!


サユ「マユちゃん…一体どうして降参を…?」

マユ「…リボンを外した貴女を見て思わず「可愛い」と言葉を発してしまった…衝動的とはいえ、とんでもない失態ですわ…。
   それに…貴女のリボンを外す姿から想いの重さを感じ取りました…。
   勝つためとはいえ、貴女のリボンへの愛着に付け入るような方法を使ってしまった事も許せませんわ…申し訳ございません…。」

サユ「き、気にしてないよ!リボンを外すのは自分で決めた事だし、マユちゃんが言ってくれなかったらタイミングを逃したかも!」

マユ「フォローまでされるなんて…自分が情けなさすぎて凹みますわ…。
   (マイ、マリル…愛ドルは想像以上の覚悟を持ってますわ…貴方達は無事に勝っていますの…?)」

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ぺたん

サユ「(…今までありがとう、私のリボン…。)」

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Cスタジオ
愛ドルのNo.2桜雪
ノスタルジアのマユとのビジュアルアピール合戦に勝利


しかし、勝利の代償は彼女にとってあまりにも大きかった…。

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Secre

No title

自分から積極的にアピールせずとも、自然と目を引き付けてその魅力のとりこにしてしまう桜雪さん・・・
おっとりした雰囲気に侮ってしまいがちですが、真の強敵は力を見せないのですね。
キラキラ磨かれた宝石がマユさんなら、サユさんは大きなダイヤの原石!
周りの土を取り除いて見えてきた光にマユさんが気づいたときにはすでにもう誰もがその美しさを認める宝石になっていたのですね・・
マユさんの負けを潔く認める姿にも感銘をうけました。
少しづつリボンをはずすサユさんの美しさ、外れたリボンを愛おしそうに抱きしめる健気な姿に胸がきゅんきゅんしました(>_<)

No title

最初のパートは、強敵のマユさんにサユさんがどのように対応するのかが注目でしたが、
サユさんらしい控えめなアピール姿が、とても微笑ましかったですw
マユさんの単独可変式コーデも、エレガントで素敵でしたよ!

そして、後半のサユさんの固い決意でゆっくりとリボンをほどく姿に、美しさと感動を覚えました。
トレードマークを失うことは、とても勇気がいることですが、サユさんの心の美しさは、決して損なわれることはない・・・

これほどの素晴らしい勝負を拝見出来て、サユさんファンをやっていて良かったと思います!

Re: No title

>komoさん

> 自分から積極的にアピールせずとも、自然と目を引き付けてその魅力のとりこにしてしまう桜雪さん・・・
> おっとりした雰囲気に侮ってしまいがちですが、真の強敵は力を見せないのですね。
> キラキラ磨かれた宝石がマユさんなら、サユさんは大きなダイヤの原石!
> 周りの土を取り除いて見えてきた光にマユさんが気づいたときにはすでにもう誰もがその美しさを認める宝石になっていたのですね・・

積極的に攻めていれば、サユももう少し楽に勝てた気が(笑)
でも後ろで控えめにアピールをしている方が、らしいですね。

> マユさんの負けを潔く認める姿にも感銘をうけました。
> 少しづつリボンをはずすサユさんの美しさ、外れたリボンを愛おしそうに抱きしめる健気な姿に胸がきゅんきゅんしました(>_<)

サユの大事にしているリボンに色々言ってしまった事に、良心が傷んだのでしょう…。
(本当は決着のオチが見つからなかったので、降参してもらった(笑))
リボンを外す写真と最後の写真、実は載せる予定もなく、何となく撮った写真だったんですよー。
でも思いのほか自分好みに撮れたので載せようと思い、演出を変えてシーンを追加しました!
そう言って頂けると、追加した甲斐がありました!

Re: No title

>紳士マンさん

> 最初のパートは、強敵のマユさんにサユさんがどのように対応するのかが注目でしたが、
> サユさんらしい控えめなアピール姿が、とても微笑ましかったですw
> マユさんの単独可変式コーデも、エレガントで素敵でしたよ!

サユがマユの鉄壁の防御をどう打ち破るのか思いつかず悩んだ末、ちょっと笑える打開方法にしました(笑)
補足ですが、ノスタルジアにはそれぞれアピールにタイプがありまして、
マイは「ガンガンアピールする攻撃型」、マユは「カメラ前を陣取る防御型」となってます。ちなみにマリルは「カウンター型」です(笑)
オトナスタイルの可変式コーデは一番危ないんですよ。
スカートを脱いでからパニエに穿き替えなければいけないので、誰かに注意を引きつけてもらわないといけません(笑)

> そして、後半のサユさんの固い決意でゆっくりとリボンをほどく姿に、美しさと感動を覚えました。
> トレードマークを失うことは、とても勇気がいることですが、サユさんの心の美しさは、決して損なわれることはない・・・
> これほどの素晴らしい勝負を拝見出来て、サユさんファンをやっていて良かったと思います!

リボンをほどくシーンは予定にない追加カットだったのですが、載せて良かったですー。
サユは今回の話のためだけに1部、2部と活躍の場を抑えました。
どう活躍させるか悩み続けましたが(笑)無事に見せ場を作れて良かったです!
プロフィール

遊びに来てくれてありがと~♪

このプロフィール画像、超可愛い!!

プロデューサー名
"dollm@ster" AkiP

プロデュース方針
・ドールの可愛さを伝える
・お気に入りのドールの魅力を引き出す
・ドールに対する内に秘めた感情を発散する
・ドールによる寸劇・ドラマを繰り広げる

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